中野の魚居酒屋、第二力酒造
中野北口にある魚料理の居酒屋、第二力酒造。
中野といえば、知る人ぞ知る魚屋の名店「勝田商店」が北口の中野ブロードウェイにある。またマグロ料理で知られる「マグロマート」など、魚を前面に出した店が多いエリアでもある。そんな中でも圧倒的な魚への執着を感じる居酒屋がこの第二力酒造だ。
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今回のサカナカラ:カサゴの唐揚げ
カサゴの唐揚げ。価格は時価。
カサゴの唐揚げと言えば、丸揚げを期待したいところだ。だが今回は、魚は丸ごと使われているが、骨と身が別々に揚げられているタイプ。いわゆる姿揚げではなく、部位ごとに火入れを分けるやり方だ。骨と身では最適な揚げ時間が異なるため、この方法には合理性がある。失敗も少ない。丸揚げで骨がキツいのは最悪だ。
あるいはカサゴの唐揚げとしては比較的サイズが大きい魚体だったからかもしれない。それも魚にあった揚げ方として合理的だ。
これぞ骨まで喰らうサカナカラ
実際に食べてみると、骨と頭はしっかり揚がっていて、そのままバリバリと食べられる。これぞ魚の唐揚げならではの気持ちの良い仕上がりだ。
味付けはやや濃いめで、酒を前提にした料理という印象が強い。ビールでも冷酒でも合わせやすいタイプの味だろう。ここは常時、ふぐひれ酒を提供しているのも酒飲みには嬉しい店だ。
気になった点
一方で、少し気になったのは身の部分だ。骨と分離して揚げているのであれば、もう少し水分を残した仕上がりでもよかったかもしれない。今回はややドライ気味に感じた。
また油も少し劣化している印象があった。ただし揚げ物はタイミングによる部分も大きく、その日の状態だった可能性もある。
まとめ
第二力酒造は生簀もあり、季節ごとの魚が豊富に揃う店だ。刺身、焼き、蒸しなど調理法の幅も広く、魚料理の店として激戦区の中野でも最高峰だ。サカナカラとしても、骨まで食べられるカサゴの唐揚げは十分に魅力がある一皿だった。
揚げの仕上がりとしては満点とは言えなかったが、常時何かしらのサカナカラがあるお店は貴重だ。魚好きで酒が好きな人には特にだが、この第二力酒造でいつもの刺身とは違う食べ方をぜひ体験してほしい。
ちなみに食べログでは一人三千〜四千円ほどとされているが、うまい魚をつい頼みすぎるとその倍くらいにはなる。とはいえ、それでも納得できる店だと思う。